vForum2012の感想
vForum2012に11/07に行った。
セッションはvCloud Directorで作るソフトオンリーなネットワークの話と、東芝の人のストレージ性能どーするかーって話。
ソフトオンリーなネットワークの話
セッションの内容的には、もうL2スイッチとVMware製品系のアプライアンスだけで大概のことはできるなーという印象。
ルーターもファイアウォールもLBも全部vShieldシリーズでおっけー。
同一のセグメントだけど通信させたくない時はvShield Appだったか、でできるので、通信させたくない範囲をわざわざセグメント分割しなくて済んで経済的。
VXLANとかデータセンターブリッジングとか、vSphereのL2ネットワーク変えようぜ!っていうの結構出てきたけど全部たっかいvSphere Enterprise Plus買わないと使えないっていうのが悲しい。
金かからないためには、KVMでOpen vSwitchとか入れてやるのがかっこよさげなんですが、CloudStackとかOpenvSwitch対応してないしなぁ。
KVMでボンディングしたら何かカーネルのバグか何かでパケットが半分くらい落ちる不具合が出て、パッチ入れて直したんですが、最近カーネルアップデートしようとパッチ当てたら通信全部通らなくなって結局戻した思い出があるので、KVMのネットワーク設定怖いです…。
東芝の人のストレージ性能頭打ちだからフラッシュ使おうよ!(結論)という話
まじタイトル通り。Violin6000シリーズ買おうぜ!100万IOPS出そうぜ!って感じだった。
東芝ブースで100台のVDI仮想マシンをひたすら再起動させ続ける展示をしていて、実際5万IOPSくらい使用してて、とても勉強になった。
何というか、今後のストレージ性能の見積もりにいい情報になったかなと思う。
仮想デスクトップ環境で100台何のひっかかりもなくサーバをフル稼働させて動かしたければ5万IOPS程度か、妥協しても3万IOPS程度は出せるストレージ持って来いってことですね。
普通のデスクトップマシンが平均20IOPS、最大80IOPSらしいです。
なので、この実験の1台あたりのIOPSは500くらいになるので普通に考えたら余剰ですけどね。
100台規模なら1万出れば、朝の起動ラッシュだけHDD並みで他のタイミングなら適切なIOPS出ると思いますし。
考えると無駄だな…おかしいな、聞いたり見たりしたときは相当惹かれたのに…
展示で惹かれたもの
- ioDrive
こんなリンクを見つけてしまった。
頭がおかしくなるほど速いらしい。いいなぁ。
でも、これうちのVMware環境でどう導入したらいいんだろう。
活性保守できないけど中でNAND冗長化してるから壊れにくい物体らしい。
ioDrive入ってる筐体間で領域共有とか面倒そうだし、2台のVMwareホストにサーバとか1台ずつ立てて、ClusterProとか使うのがいいのかなぁ。
HAは共有ディスクにしないなら捨てざるを得ないし。
- TINTRI
何かVMware用の、SSDストレージらしいです。内部的には、全面にSSDが出てて後ろのSATAとうんにょらこんにゃらしてるみたいな話してた気がします。SSD2TBしか乗ってないけど実質13TBだぜーとか言ってた気がする。うん、今思うとよくわからんな。
ストレージばっかだなぁと思うんだけど、いや実際仮想アプライアンスとかなんかもう普通にありすぎて面白みなくなってきたし…。
今技術革新しないといけないところはストレージとL2ネットワークだと思うので、問題ない。
ネットワークはBROCADEさんとか頑張っていただいて、イーサネットファブリック推進してくれればいいなと思います。
vLAGすら設計・設定必要だしフローベースでしか分散してくれないしで面倒じゃないですかー。