L2スイッチのコンフィグ記法の好み
CISCO社製のL2スイッチ系の記法と、これは何系と言えばいいかわからないがHP社のProCurveやBNTスイッチに見られる記法の2種類が大別してあると思っている。
CISCO社系記法(と思ってる記法)
コンフィグの例(SMC) ... VLAN database VLAN 1 name DefaultVlan media ethernet state active VLAN 100 name "Customer Network" media ethernet state active ! ... interface ethernet 1/23 switchport allowed vlan add 1 untagged switchport native vlan 1 switchport allowed vlan add 100 tagged spanning-tree edge-port ! ...
私が触ったことのある機器:CISCO社Catalystスイッチ、SMC社スイッチ、Brocade社製スイッチ
CISCO社系の記法はインタフェース設定を中心に記載し、VLAN設定は全てインタフェース設定の中に含まれる、という考え方の記法。コンフィグを見ればどのインタフェースがどのVLANに参加しているかがわかる。
その他記法
コンフィグの例(HP ProCurve) ... interface 15 speed-duplex 100-full exit ... vlan 100 name "network100" untagged 1-12 tagged 15 exit vlan 101 name "network101" untagged 16-18 tagged 15 exit ...
私が触ったことのある機器:HP社ProCurveスイッチ、IBM社 BNTスイッチ
こちら側の記法は、VLANへの参加を中心とした記法。各インタフェースに特有のspeed-duplexなどは各インタフェース設定に記載するが、VLANに関する部分は全てvlan設定部分に記載する。untaggedとtaggedで分けて記載することで、アクセスVLANなのかタグVLANなのかを分ける。なお、BNTの場合はアクセスVLANはpvid 100というように各インタフェース側に設定する。vlan の中はmember 1-14,18 のような形で記載してありpvidに設定したポートもこの中に含まれる。タグVLANかそうでないかは明記されていないが、要はpvidで登録されていればタグ無し、登録されていなければタグ付きということで、シンプルでわかりやすいと思う。
私はスイッチの設定するときはVLAN設定の方が後々は多いと思ってるのでこの記法の方が好きです。そもそもCISCO社系のスイッチの記法は長ったらしくてあんまり好きじゃありません。